高専生もすなる基本情報といふものを、いわしもしてみむとてするなり(FE合格しました)

お久しぶりです。いわしです。

最近、iPadで授業ノートを取ることにハマってしまい、授業で配布されるプリント(紙)を電子化するのに勤しんでいます。もし成績が下がっていたらそれは多分電子化に時間を取られていたせいです。

 

本題ですが、基本情報技術者試験に合格しました。

真面目な試験対策法などはググれば出てくるので割愛させて頂き、(情報系学科の)高専生目線でどう思ったか書いていきます。

 

高専生活で聞こえてくる単語「基本情報」

基本情報技術者試験(以下基本情報)の存在を知ったのは高専3年の始めの頃でした。

授業中の演習で基本情報の過去問が出てきたから知った、というくらいです。どうやらうちの高専では基本情報に合格すると2単位貰えるらしいと聞き、授業レベルの試験で単位が取れるなら、と過去問も何も見ないまま受験料を支払いました。

 

私は2019年11月現在で高専3年ですが、電気回路を除く、3年までの専門科目はほぼ基本情報のテクノロジ系と被っています(習ってないのはシステムのテストとかSQL文とかくらい?4年になったら習うかも)。そのためテクノロジ系の勉強をかなり省略することができました。高専ありがとう。

 

問題は残りのストラテジ系とマネジメント系なのですが、私は結構苦戦しました。経営戦略やプロジェクト管理などは実際にその手の仕事を経験しないとイメージしづらいですし、IT企業という組織が社会の中でどのようにしてやっていっているのかはあまり分からないという人の方が多いと思います。

そして何より、この分野の勉強は高専ではほぼほぼ扱われないので未知の情報ばかりです。自称文系高専生はここで倒れていきます。高専生だからといって経営や法律関係も疎かにしていてはいけないですね。

 

受けてみてどうだったか

午前は結構知識の量が問われた印象でした。一番印象に残ったのは問24で、H.264/MPEG-4 AVCの概要について問われました。私はその問題の答えが分からなくて適当に塗りつぶしたのを覚えています。

その後、試験の約1週間後に高専祭(学祭の高専版みたいなもの)があり、そこで同級生の無線部員から動画の無線伝送にMPEG-DASHを使用していると説明を受けたときにMPEG関連で先程の問いについて思い出しました。技術って案外身近な所にあるんですね~~~~......

(ちなみにこの問題は前回の試験にも登場していますhttps://www.fe-siken.com/kakomon/30_haru/q25.html)

 

午後はというと、一見難解に見える問題を基本の知識で根気よく解いていったような印象で、国語の問題だと言われても納得の出来でした。

そのような意味で特に印象に残ったのは問4のネットワーク分野の問題で、NATもIPv6も参考書にはあまり深いところまで書いていなかったので戸惑いましたが、問題の説明と図を落ち着いて読めば解き方が分かるように作られていました。

私のように、高専生というのは国語が苦手な人が多いので過去問の数をこなして慣れていくしかないと感じた瞬間でした。

 

さいごに

この記事はこの先基本情報を受験するであろう後輩に向けて書いたもの、という建前で書きましたが、結果的に私の個人的なお気持ち文になってしまったことをお詫びします。高専生の中でも受けている人が結構多い資格なので、色んな人に勉強法や合格体験などを聞いてみると幸せになれると思います。

 

勉強のモチベを保つ方法ですが、私の場合は先に受験料を支払ってしまうことでした。

実際、私の部屋には買ってから一度も開けていない1アマの本やらプログラミングの本やらが溢れかえっており、やはり受験料を払ってしまったという危機感がないとそれらは読まれることがないまま放置されるんだろうな~と今も思っています(読む努力をしろ)